秋の火災予防運動が9日から始まりました。仙台市青葉区の百貨店では、火災を想定した訓練が行われました。
訓練は、仙台三越3階の子供服売り場で火災が発生したとの想定で行われ、青葉消防署の署員や仙台三越の従業員など約130人が参加しました。
従業員で構成する自衛消防隊が消火器を使った初期消火訓練を行ったほか、けが人の救護や客を非常口へ誘導する手順を確認しました。
また、高層階で逃げ遅れた客がいるという想定で、はしご車を使った救助訓練も行われました。
参加した従業員「常にお客様の動きを把握することと、火災の場合には消火器や消火栓の位置を確実に把握しておくことが改めて重要であると思った」
仙台市内では、10月末までに178件の火災が起きていて、そのうち53件が配線や電気機器が原因でした。
仙台市消防局では、暖房器具を使い始める前にコンセントのプラグにほこりが付いていないかや、コードが破損していないかなど点検するよう呼びかけています。