3年ぶりに全国で行動制限なく迎えた2023年。宮城県の三が日の表情をまとめました。

 仙台市若林区荒浜の海岸には多くの人が訪れ、2023年の初日の出を見つめました。

 「とってもきれいで、海に反射しててとてもきれいだなと思いました」「やっぱりみんなでお話ができたり、集まったりとかできるような、そういう楽しい1年になるといいなと思いますね」

 東松島市の野蒜海岸には約2000人が集まり、仙台凧の会による凧揚げを楽しんでいました。

 仙台市青葉区の大崎八幡宮は、元日から初詣客でにぎわいました。

 「とにかく健康ですね。1年間コロナも含めて体壊さないようにして働ければ一番いいかなと思っています」「コロナ禍で思い通りに勉強とかできなかったりとか、あとは部活動も思うようにできなかったので、自分が納得できるような年にしたいなと思ってます」 大崎八幡宮によりますと、三が日の人出は前年よりやや多かったということです。

 中野玲那記者「まもなくあちらの広場では仙台うみの杜水族館の人気者、オタリアのチェン君による書初めパフォーマンスが行われます」

 多くの観客の前に登場したのはアシカの仲間、オタリアのチェン君です。子どもたちの声援を受けながら体重約270キロの大きな体をダイナミックに動かし、書き上げたのは、2023年の干支、卯の文字。

 完成すると、家族連れなどから拍手が沸き起こりました。

 「とても(体が)大きくて迫力満点でした。目標に頑張ってジャンプしていきたいと思います」

 江戸時代から続く伝統の仙台初売り。お茶の井ヶ田では、コロナ対策のため前年に続き事前に抽選で選ばれた約100人が列を作りました。

 「みんなに当たったよといいながら配りたいなと思ってます」

 藤崎では、開店前に前年の3倍となる約5000人もの列ができました。福袋は前年より5000袋多い約2万5000袋が販売され、菓子やレトルト食品はすぐに売り切れる人気ぶりでした。

 クリスロード商店街の久世福商店では、客の増加を見込み福袋の数を増やしました。2023年は外国人観光客の増加に期待しています。

 久世福商店仙台クリスロード店星理絵店長「2022年の暮れぐらいから徐々に増えて来てはいます。ただ、海外の方はまだまだ全盛のときに比べたら少ないので、これからに期待したいと思います」

 東松島市の大曲浜地区に約350年前から伝わる大曲浜獅子舞。震災慰霊碑の前で迫力ある演舞を披露しました。

 その後、地区を回り住民は家内安全や無病息災を願っていました。

 「2回かまれた。緊張して一瞬目つぶって怖がってました」「これでまた1年幸せに健康に過ごせるかなと思います」