東日本大震災から3月11日で12年です。宮城県石巻市の大川小学校では、犠牲者を追悼する催しの準備が進められています。

 震災の津波で児童と教職員計84人が犠牲になった大川小学校では、2022年から3月11日に竹灯籠を使った大川竹あかりという犠牲者を追悼するための行事を行っています。

 2023年も開催する予定で、5日には遺族やボランティアら約50人が集まり、用意された竹に穴を開ける作業が行われました。

 「横浜市から来ました。生きてこられなかった方の思いっていうのも、なんかちょっと考える日になるのはいいのかなと思います」 大川竹あかり佐藤和隆代表理事「あの日を忘れないで後世に伝えることが、我々の使命かなと思ってます。全然経験の無い人にも何らかの形で東日本大震災の事を伝えていけたらいいなと思ってます」

 竹あかりは3月11日午後5時半から大川小学校で行われ、当時の在校生の数と同じ108本の竹灯ろうにあかりが灯される予定です。