宮城県加美町で進められている風力発電所の建設について、事業者と結んだ土地利用の契約は町議会の議決を経ておらず違法だとして、住民が契約の変更などを求め住民監査請求しました。
監査請求をしたのは風力発電所の建設に反対する町民23人で、14日に町の監査委員事務局に書面を提出しました。
住民側は、町が風力発電所の建設を進めるジャパン・リニューアブル・エナジーが出資した合同会社と結んだ契約は、土地所有者として町が持つ権利の放棄が含まれるため、契約の締結には、町議会の議決が必要だったと主張しています。
請求者の一人佐澤史朗さん「いろんな権利が放棄するというのが入っている契約は、非常に問題の多い契約だと。やっぱりこれはおかしい」
住民側は権利の放棄を定めた条項の削除、または変更と町有地利用の一時停止を求めていて、町の監査委員は60日以内に回答することになります。