東北電力女川原発2号機の再稼働が2024年2月に迫る中、原発周辺の自治体のトップらが、安全対策工事の状況を視察しました。
視察には、原発から5キロから30キロ圏内のUPZ(緊急時防護措置を準備する区域)に位置する宮城県5つの市と町、東松島市、登米市、涌谷町、美里町、南三陸町の市長や町長らが参加しました。
5市町はUPZ関係自治体首長会議をつくっていて、今回はその活動の一環で初めて女川原発を訪れました。
市長や町長らは原発の安全対策工事について説明を受けたほか、完成が近付く防潮堤を間近で見学し、重大事故の時に使う緊急時対策所も視察しました。
代表幹事・渥美巖東松島市長「(福島の原発事故後、現地の)UPZ圏内の状況などを見ると、大変な状況ということは確認してきております。だから不安を持つのも当然。(不安解消のために)現地を見て確認しているというのが大事だなと思って今回、現地調査をさせていただいた」
東北電力は、女川原発2号機について2024年2月の再稼働を目指しています。