災害報道について考える勉強会が仙台市で開かれ、外国人など災害弱者への伝え方をテーマに意見が交わされました。
勉強会は、宮城県の放送局や新聞社などで作る、みやぎ「災害とメディア」研究会が2日に開催し、各社の記者や宮城県に住む外国人など約50人が参加しました。
勉強会では「災害弱者に届ける報道〜言葉の壁を乗り越える〜」をテーマに、講話とワークショップが行われました。
講話に参加した仙台市の国際交流員のイーライ・アンガーさんは「母国のアイルランドでは防災訓練の経験が無かった。日本人が当たり前に考えていることと、外国人の常識に差があることを前提に伝えてほしい」などと話しました。
記者たちによるワークショップでは「『外国人』とひとくくりにせず、言葉や文化、制度が多様なことを理解すべき」「色や図形を活用して危険度を伝える工夫が必要」といった意見が出ました。