航海のために作られた地図、海図の歴史を知ってもらおうという企画展が、宮城県多賀城市の東北歴史博物館で始まりました。
この展示会は1871年(明治4年)9月12日、海軍に海図を作成する部署が設置されたことを記念して第二管区海上保安本部が開きました。
会場には、海図の歴史などが分かるパネル21枚が展示されています。
1872年(明治5年)に刊行された日本で初めての海図は岩手県釜石港を描いていて、直後に建設された官営製鉄所に船で物資を運ぶために作られたとみられています。
第二管区海上保安本部一松篤郎監理課長「古い海図と現在の海図を比較して、水深の測り方の移り変わりや最新の海洋調査機器を学ぶことができます」
この企画展は18日まで、多賀城市の東北歴史博物館で開かれています。