間もなく花粉シーズンが到来します。専門医は、スギ花粉の飛散開始を2月中旬からとみていて新型コロナ5類移行の脱マスクの動きが花粉症にも影響を与える可能性があると話します。
仙台市泉区の加茂耳鼻咽喉科には、本格的な花粉の飛散を前に早くも患者が診察を受けに来ています。
患者「目のかゆみと鼻水が結構ひどい。毎年症状が結構出やすいので。患者さん多いなっていう印象でした。似たような症状の人がいるのかなって思いますね」
小笠原侑希記者「こちらの病院では、裏庭に設置している装置で独自に花粉の測定を行っています」
病院が独自に行っている調査では、花粉はまだ観測されていません。しかし、1月末ごろから花粉症の症状を訴える患者の数が増えてきていて、7日時点での来院患者数は前の年から2割増えています。
加茂耳鼻咽喉科柴原義博院長「(暖冬で花粉が)早く飛ぶんじゃないか、飛散開始が早いんじゃないかということで、かなりの方がいらっしゃってます。例年よりは皆さん早くムズムズしてるっていう人も来られるようになっています」
柴原院長は、例年よりも10日ほど早い14日ごろ飛散が始まると予想していて、飛散量も平年より増えるとみています。
その上で、新型コロナの5類移行に伴う脱マスクの動きが花粉症につながる可能性もあると話します。
加茂耳鼻咽喉科柴原義博院長「コロナの時は皆さんマスクをしっかりされていたので花粉症になりにくかったのと、花粉症ある方も症状が出なかったんですけど、マスクを外すようになりましたので花粉に出会う回数も増えますので、花粉症になる方も増えてくるし花粉症の方もひどくなるんはないかと考えてます」