子どもたちに防災意識を高めてもらおうと、災害の写真などを集めたウェブサイトを活用したワークショップが、仙台市若林区の小学校で開催されました。

 荒町小学校で行われたワークショップで使われたのは、11日から運用が始まった仙台市のウェブサイト災害記録共有アーカイブSORAです。

 SORAは、様々な災害の写真や映像などを誰でも登録することができるウェブサイトで、児童たちは過去の台風被害などの写真を見て、被害の大きさを確認していました。

 災害発生時にはどのような人たちが避難するのかを考え、避難所にふさわしい場所や必要なものなどをリスト化し、避難所の設計図を作りました。

 児童「(過去の台風の被害では)池みたいになっていて家とかすぐには帰れそうにないなって思いましたね」「災害はいつ起こるか分からないので、どう対処していくかを考えていきたいなと思いました」

 SORAには東日本大震災を中心に8つの災害、約250枚の写真が寄せられています。

 仙台市は今後も資料の提供を呼び掛け、防災教育などに活用していきたいとしています。