能登半島地震で発生した災害ごみを処理施設に運ぶため、石川県内では初めてとなる船を使った輸送が行われました。

 能登町の宇出津港では、公費による解体で発生した重さおよそ600トンの木くずが船に積み込まれました。

 木くずは、新潟県糸魚川市の中間処理施設で細かく砕かれた後、セメント製造施設で燃料として使われます。

 今後、海上輸送は月に1回ほど行われ、災害ごみを滞りなく処理することで復旧・復興の加速が期待されます。

 能登町では今月10日の時点で1824件の公費解体の申請が出ていて、85棟の解体が行われました。

 町は、来年10月までに公費解体の完了を目指すとしています。