蔵の町として知られる宮城県村田町で、高校生が今は使っていない蔵の活用に向けて動き始めました。
村田高校では、授業の一環で地域と連携して地元を盛り上げる活動に力を入れています。
2年生50人は、空き蔵を活用したビジネス体験に取り組むことになり、6日に観光名所である蔵の町並みの歴史や課題について役場職員から説明を受けました。
村田町によりますと、蔵の町並みには23の蔵がありますが、半分ほどは使っていない空き蔵です。
また、交通量が多い道路に面していることや耐震性の不安などが課題になっています。 講義を受けた後、生徒たちは使用する3つの蔵を見学して建物のつくりや周辺の環境などを確認していました。
生徒「古い雰囲気を生かしてカフェとかやれたらいいな」「おいしいパンを売ったり、村田町のものを使ったものを売ってみたい」 今後は、6つのグループに分かれて蔵を使った店のアイデアを考え、秋の出店に向けて準備を進めるということです。