仙台市内のコロナ感染者数を予測する東北大学の下水調査で、今週も減少傾向が続く結果が示されました。
東北大学大学院工学研究科の佐野大輔教授のグループは、仙台市内の下水から検出される新型コロナウイルスの濃度や過去の感染状況を分析して、毎週、仙台市内の感染者数を予測しています。
先週の仙台市の感染者数は、3712人でした。今週はその半数以下となる1497人の予測で、引き続き減少傾向にあるとしています。
一方で佐野教授は、下水中のウイルス濃度は大きく変わっておらず、第7波の感染者数の増減がこれまでになく急激なことから予測が難しく、幅があると話します。
東北大学大学院工学研究科佐野大輔教授「流行期の中で初めて経験しているところなので、そうすると機械学習が非常に弱いですね(正確な算出が難しい)。予測値一番確からしい値ではあるんですけど幅もだいぶ広くて、一番高いところで3500人とか。社会活動を維持しつつというところはあると思いますけれども、引き続き感染対策というところは心掛けていただければ」