宮城県と岩手県の金にまつわる文化財を観光振興などに生かす日本遺産に、宮城県石巻市の金華山詣と金華山道が追加認定され、7日に認定証が交付されました。

 みちのくGOLD浪漫は、文化庁が認定する日本遺産の一つです。

 宮城県と岩手県の金にまつわる文化財を観光振興や地域活性化に生かそうと、日本で初めて金を産出したとされる宮城県涌谷町の黄金山産金遺跡や、岩手県平泉の中尊寺金色堂など43の文化財が認定されています。

 7月、新たに石巻市の金華山にある黄金山神社を参拝する金華山詣と、金華山に向かう旧参道、金華山道がみちのくGOLD浪漫に追加され、7日に認定証が交付されました。 金華山黄金山神社は、涌谷町で取れた金が奈良県東大寺の大仏に使われたことを祝って建立されたと言われていて、3年連続で参拝するとお金に不自由しないとの信仰があります。

 齋藤正美石巻市長「多くの方々が昔のように金華山詣、金華山道を使ってこの地域の活性化に、そして観光客や交流人口を少しでも増やしたいと、そのように考えております」 石巻市は今後、金華山道を使った観光ルートの確立を目指したいとしています。