宮城県の水産高校の生徒を乗せた海洋総合実習船、宮城丸がハワイ沖でのマグロ漁の実習に向け、石巻港を出港しました。

 約2カ月の航海実習に臨むのは、宮城水産高校と気仙沼向洋高校の生徒計30人です。 17日、石巻港で出港式が行われ実習生の代表が決意を述べました。

 宮城水産高校平塚星生さん「学校の授業とは違った形で、より知識を深め海技士資格取得に役立てるなど、水産・海洋関連産業を担う人材に近づけるように頑張りたいと思います」

 生徒らは、ハワイ南西沖でマグロはえ縄漁の実習を行います。

 実習生「2カ月間、親元離れることはないので、みんなも不安でしょうし生活の慣れない船なので、そこがやっぱりちょっと不安に感じるところですね「マグロ1体1体の大きさとか、どれだけ大変なのかを体験できたらなと思います。将来船に乗っても即戦力となるように頑張ります」

 航海実習を終えた宮城丸は、気仙沼港でマグロを水揚げし3月14日に石巻港に戻る予定です。