60年以上にわたり宮城の台所として親しまれてきた、塩釜水産物仲卸市場で新たな取り組みです。朝食メニューを充実させて、集客を図ります。
1965年に設立した塩釜水産物仲卸市場、当初は367もの店舗が軒を連ねていましたが、リーマンショックや東日本大震災、更に新型コロナの影響も受け、現在は88店舗と4分の1以下にまで減少しています。
各店舗の経営者の高齢化も進む中、2022年に市場を構成する4つの組合が合併し新しい事業に乗り出しました。
その一つが、ラーメン店など10店舗が参加するモーニングサービス、朝勝です。
平日朝の時間帯に朝食メニューを提供することで、観光客や地元の人の利用増加を目指します。
23日から本格的にスタートし、キャンペーンとして6店舗が冬の味覚カキ鍋や、魚のだしがベースのラーメンなど冬限定メニューを提供します。
「朝から海鮮ってなかなかお店屋さんも開いてないのでうれしい、おいしいし」「かなり体が温まりますね。気が向いた時に朝やっていると行ってみようかなっていう気にはなるので、気軽に足を運びやすいなっていうのはありますね」
塩釜水産物仲卸市場今野元博副理事長「観光客のお客さんや仙台市という大きな都市に泊まるようなお客さんさえも、朝ごはんここに来て食べようと言ってもらえるような距離感ではあると思うので、そこを埋められるだけの魅力を今後も作っていきたい」
冬の限定メニューの提供は、23日から2月末までで、平日の朝7時から10時までとなっています。