バレンタイン商戦が始まりました。原材料費の高騰などでチョコレートの価格が値上がりする中、仙台市青葉区の百貨店では価格帯の幅を広げて選択肢を増やしています。

 26日から青葉区の藤崎で開かれている、ショコラマルシェ。前年より11多い69の人気ブランドが出店していて、会場は甘い香りに包まれていました。

 阿部美里アナウンサー「たくさんきれいな花束が並んでいますが、お花屋さんではありません。全てチョコレートなんです」

 1本1本異なるフレーバーが楽しめるバラのショコラブーケは、花束を贈るように大切な人に渡す人が多いそうです。

 岩手県の薬剤師が考案したオーガニックのチョコレートテリーヌや、宮城県山元町のイチゴや柴田町のユズを使った風味豊かな生チョコレートなど、東北ゆかりのチョコレートも人気を集めています。

 チョコレートの売り上げの一部を、途上国の女の子たちの寄付に充てるサポチョコという取り組みも行われています。

 更に3年ぶりにテイクアウトグルメが復活。作りたてのドリンクやパフェを会場で楽しむことができます。

 藤崎では、原材料価格や包装資材などの高騰で、前年より全体で1割ほど値上がりしていますが、その分、手頃な価格の商品を充実させたり、価格帯の幅を広げて対応しています。

 藤崎営業三部菓子担当中川卓己さん「価格帯を広く取ることで、いろんなお客様に楽しんでいただけるようなラインナップです。いろんな方に来ていただいて、心をときめかせていただきたいと思っています」

 ショコラマルシェは、バレンタインデー当日まで藤崎本館7階で開かれています。