東北電力の従業員が競合する新電力の顧客情報を不正に閲覧していた問題で、新たに事業委託先の2つの会社でも不正が行われていたことが分かりました。
東北電力高野広充副社長「大変重く受け止めておりまして、改めて深くおわび申し上げます」
東北電力は、電力自由化で参入した新電力との競争を促すために送配電事業の分社を求められ、管内の送配電事業は子会社である東北電力ネットワークが担っています。
東北電力ネットワークが持つ新電力の顧客の名前や電話番号といった情報について、東北電力の社内調査の結果、電話対応の委託先2社の従業員も不正に閲覧していたことが新たに分かりました。
委託先2社の従業員75人が合計で9402件の情報を不正に見ていました。
また、不正に閲覧した東北電力の従業員数も9人増えて139人になりました。
東北電力では、これとは別に国が管理する再生可能エネルギー事業に関する情報についても不正閲覧が発覚しています。