宮城県の気仙沼市と南三陸町は、震災後から復興事業に従事してきた県外の自治体からの応援職員の受け入れを2022年度で終了しました。

 気仙沼市役所で辞令交付式が行われ、菅原茂市長が派遣元の自治体に戻る応援職員に感謝の思いを伝えました。

 菅原茂気仙沼市長「皆様方には(震災復興の)最前線でご尽力を賜りました。市民を代表して心から御礼を申し上げたいと思います。大変ありがとうございました」

 気仙沼市では、震災の翌年から県外の自治体からの応援職員を受け入れピーク時の2014年度には184人が活躍しました。

 土地区画整理や漁港などのハード面の整備が進んだことでその数は年々減少し、2021年度は42人、2022年度は建設課や水産課などに18人が派遣されていました。

 愛知県から派遣・防潮堤整備に携わった佐々木博一さん「温かくお声掛けいただきまして、人と人との距離が近い町だなと感じました。名古屋に帰るんですけど時間をみて来たいなと思えるような町でした」

 南三陸町でも、応援職員の受け入れを2022年度で終了しました。

 宮城県では新年度、石巻市、塩釜市、七ヶ浜町で計15人が応援職員としてインフラ整備や心のケアに当たります。