AI=人工知能関連を手掛ける仙台市青葉区の企業、ジーデップ・アドバンスが東京証券取引所のスタンダード市場に上場しました。東北に本店がある企業が東証で一般投資家向けの市場に上場するのは、9年ぶりです。

 30日、東京証券取引所で新規上場を祝うセレモニーがあり、ジーデップの飯野匡道社長らが恒例の鐘を打ちました。

 ジーデップは7年前に設立されました。AIを開発する大学や企業に対して、開発のスピードアップにつながる機器やソフトを提供し、業績を伸ばしてきました。仙台と東京のオフィスで働くのは30人です。

 東証によりますと、東北の企業が一般投資家向けの市場に上場するのは、カー用品店などを運営する仙台市のホットマン以来、9年ぶりです。

 ジーデップ・アドバンス飯野匡道社長「知名度と信用力の向上による優秀な人材の確保が、我々の上場の一つの大きな目的になります。私も仙台市出身なものですから、地元に対する愛着はもちろんございます。上場企業としてSDGsや三方良し、そういったところでしっかり地域貢献していきたい」