若い世代をターゲットに、宮城県の日本酒出荷量1位と2位の酒蔵がタッグを組んで、この秋に新しい商品を発売します。新商品の最終審査が大崎市で行われました。

 この秋に若者に向けた新しい日本酒を発売するのは、宮城県の酒蔵で出荷量1位の一ノ蔵と2位の佐浦です。3つの候補から絞り込む最終審査が行われました。

 3つの候補は、一ノ蔵と佐浦に100以上ある原酒の中から選んだものを1対1の割合で調合し、アルコール度数を一般的なものより低めの13%から14%に抑えました。

 最も多くの票を集めた日本酒は、アルコール度数14%で甘みの中にキレがあり、飲みやすくカジュアルに楽しめる味と両社の社長ともに太鼓判を押す仕上がりとなりました。

 一ノ蔵鈴木整社長「香りと味わいが、ひょっとすると初めて日本酒を飲む方でも楽しんで感じていただけるようなお酒に仕上がったのかなと思っております」

 佐浦佐浦弘一社長「両社の良いところが加わって、程良い華やかさと軽い甘みと味わいの厚みを持ったお酒になったと思います」

 商品のラベルには2匹のカエルがデザインされ、佐浦の「うら」と一ノ蔵の「くら」から命名した商品名「うららとくらら」も合わせて発表されました。

 「うららとくらら」は11月8日から宮城県の酒店のみで取り扱われ、8000本限定で販売されるということです。