宮城大崎市の夏の風物詩、おおさき花火大会が2日、4年ぶりに通常開催され大輪の花火が夜空を彩りました。花火価格の高騰などに伴う運営費不足のピンチを乗り越えての開催となりました。
大崎市古川の江合川河川敷で4年ぶりに通常開催されたおおさき花火大会では、5000発の花火が夜空を焦がし、集まった約1万人の観客を魅了しました。
実行委員会によりますと、火薬や包む紙の値上がりで打ち上げ花火の価格が前年より2割ほど高くなっていて、警備員の人件費も上昇しています。
一時は開催が危ぶまれましたが、市民や企業からの協賛金に加え、会場での募金も行って当初予定の5000発の花火や警備の費用を賄いました。
おおさき花火大会実行委員会草刈宏明委員長「大崎地域の企業の皆様、行政の皆様、市民の皆様にお支えいただきまして開催できることになりまして、大変感慨深い気持ちでございます」
2020年は新型コロナの影響で中止に追い込まれ、2021年は無観客、2022年は人数制限を伴い通常開催は4年ぶりです。 花火が打ち上げられる度に、観客は盛んに拍手を送っていました。
「すごい迫力があってすごい素敵でした。続けてほしいですね。毎年やっていただけるように寄付(の募集)とかあればさせていただきたいと思います」「子どもや孫たちがずっと大崎を愛することができるように、続けていただければうれしいと思います」