物価の高騰などで生活が成り立たなくなっている人が増加しているとして、仙台市の市民団体が支援を呼び掛けています。

 フードバンク仙台川久保尭弘さん「生命の危険に日々さらされている方からの依頼がたくさん来ています。物価の高騰もこれまで以上に更に続くのではないかという見込みもありますので、今後依頼者の方が増えていく可能性あるなと思っています」

 支援を呼び掛けているのは、生活が苦しい人に食料を無償で配布しているNPO法人フードバンク仙台です

 最近の物価高によって食料だけではなく、電気やガスなどのライフラインを維持できない世帯も増えているということです。

 2022年度に支援を行った3029世帯5951人のうち、収入が生活保護水準以下の世帯が70%、1カ月の収入が10万円未満の世帯が57パーセントあったということです。

 フードバンク仙台の活動は、個人などからの寄付で成り立っていますが、資金が不足し活動の継続が難しくなっているとして支援を呼び掛けています。