14日は宮城県各地で気温が上がり、仙台では今季初めての真夏日となりました。宮城県では12人が熱中症とみられる症状を訴えたということです。
東海林真衣記者「手元の温度計は30℃を超えてしまっています。地面からの照り返しと直射日光が強く、梅雨前の6月とは思えないほどとても暑いです」
14日の宮城県は、高気圧に覆われて午前中から気温が上がりました。
仙台では午前11時すぎに30℃を超え、今季初めての真夏日となりました。
各地の最高気温は、蔵王で32.6℃、白石で31.8℃、築館で31.6℃、仙台で30.4℃など19の観測地点のうち、12地点で真夏日となり7地点で今季一番の暑さとなりました。
消防によりますと、宮城県では午後5時までに12人が熱中症の症状を訴えたということです。
15日以降も、気温の高い日が続く見込みです。こまめな水分補給など熱中症対策を心掛けてください。
熱中症予防のため冷房の効いた施設をクーリングシェルターとして開放する取り組みが宮城県でも進んでいて、民間施設にも広がっています。
国は、4月から熱中症特別警戒アラートの運用を始めています。
宮城県全ての地点で翌日の暑さ指数が35以上の場合に発表され、これまでの熱中症警戒アラートよりもより広い地域で健康を損なう恐れのある危険な暑さになることを知らせます。
発表されると、自治体には冷房の効いた施設をクーリングシェルターとして開放することが求められます。
宮城県岩沼市では公民館や図書館など9カ所の公共施設をクーリングシェルターに指定していて、民間施設と連携し新たにスーパー4店舗が加わりました。今後、更に民間のシェルターが開設される予定です。
佐藤淳一岩沼市長「また猛暑ということなので、民間の施設にもぜひ協力していただいて、岩沼市内でどんどんクーリングシェルターを増やしていきたい」
宮城県では岩沼市のほか、名取市や富谷市などがクーリングシェルターを設置しています。