宮城県大崎市で飼料用トウモロコシの害虫被害を防ぐため、ドローンを使って空中から農薬をまく実演会が行われました。

 大崎市古川で開かれた実演会には、農家やJAの関係者130人余りが参加しました。 約2ヘクタールのトウモロコシ畑にドローンで農薬を散布する作業が実演され、これまで半日かかっていた散布が15分ほどで終わり効率良く作業できることが確認されました。

 飼料用トウモロコシは、輸入価格の高騰により農家の経営を圧迫していることからJA全農みやぎなどが2022年から国産栽培の実証実験に取り組んでいて、106ヘクタールの作付けで700トンの収量を見込んでいます。

 富長生産組合鈴木正一組合長「翌年は150から200ヘクタールくらいの面積に拡大していくということでございます。1トン近くまで収量を上げていくことを考えております」

 収穫は9月ごろに行われる予定です。