北海道の知床半島の沖合で観光船が遭難した事故を受けて、宮城海上保安部と東北運輸局が旅客船の安全点検を行いました。
安全点検が行われたのは、宮城県東松島市宮戸の嵯峨渓を巡る遊覧船です。
嵯峨渓は日本三大渓の一つで、遊覧船は切り立った崖が連なる海岸線をなぞるように進みます。
26日、宮城海上保安部と東北運輸局の職員が船内に定員分の救命胴衣が備え付けられているかや、緊急時に使う脱出口などを確認しました。
また、遊覧船の事業者に対して船の運航管理規定を守っているかを確認し、悪天候の時は運航の中止を徹底することを呼び掛けました。
安全点検は28日、松島でも行われる予定です。