東日本大震災から3月11日で12年になるのを前に、宮城県南三陸町の海岸で警察による行方不明者の捜索が行われました。
南三陸町歌津の海岸では、午前10時から警察官10人が約200メートルの範囲を捜索しました。
この海岸は、復旧工事の影響で震災後の集中捜索以降10年以上捜索されていませんでした。漂流物がよく流れ着くことから、何かの手掛かりが得られるのではないかと今回、捜索することになりました。
南三陸警察署丹野勉地域課長「行方不明者を待つ家族の気持ちは何年経っても変わりはない。何かしら家族の元に行方不明者の手掛かりなり、お返しできるように頑張っていきたい」
県によりますと、県内で震災で亡くなった人は関連死を含め1万570人で、今も1215人の行方が分かっていません。