宮城県石巻市では、100回目となる川開き祭りが4日から始まります。目玉となる花火は、有料の観覧席がほぼ完売し周辺のホテルも期間中は満室になるなど期待が高まっています。
石巻川開き祭りは、旧北上川の改修に当たった川村孫兵衛重吉の偉業をたたえる祭りで、100回目となる今回は期間を2日間から3日間にして東日本大震災の前と同じ規模にします。
目玉は1万6000発の花火です。実行委員会によりますと、一般向けに用意した有料の観覧席約1600席は、早々と完売する盛況ぶりです。
石巻川開祭実行委員会尾形輝雄事務局次長「(花火大会を)震災前の場所に移して盛大にやるということになったものですから、それに対する期待ということで有料席も(先行販売分は)即日完売というような状況になった」
地元の宿泊施設からもうれしい悲鳴です。135室を持つ石巻グランドホテルは、4日と5日が宿泊客の予約で満室です。
石巻グランドホテル大槻武史支配人「コロナが5類になって初めての川開き(祭り)を迎えるに当たって、お問い合わせをたくさんお客さま、例年よりも非常に多く感じております」
石巻川開き祭りは、4日から3日間開かれ、花火大会は5日午後7時40分からの予定です。