宮城県で大きな被害が出た7月の記録的な大雨について、政府は激甚災害に指定することを13日に閣議で決定しました。

 県の8月26日現在のまとめによりますと、7月の記録的な大雨での県内の被害額は約247億円で、そのうち農業分野が少なくとも92億円に上っています。

 政府は、激甚災害に指定したことで農家でつくる土地改良区が被害の大きかった水田からポンプで水を取り除いた場合、その費用の9割を負担します。

 加えて、被害が特に大きかった松島町を支援のより手厚い局地激甚災害に指定し、農地や農道といった幅広い農業施設の災害復旧を対象に国庫補助率を引き上げます。