大学入学共通テストから一夜明け、仙台市青葉区の予備校では受験生が自己採点しました。5教科7科目の平均点が、前年より13点から16点上回るとみらます。

 河合塾仙台校には朝から受験生が集まり、大学入学共通テストの自己採点を行いました。

 河合塾では5教科7科目の平均点は文系が546点、理系が561点で、前年と比べ文系が16点、理系が13点上回ると予想しています。

 河合塾仙台校渡邉貴吉校舎長「共通テストに変わって4年目ということもあって、各科目出題の傾向とか形式というのはだいぶ安定してきたかなと思っています。数学で言うと、丁寧に誘導がなされるような問題が増えていますので、基本的なところからより思考力を要するような問題まで、バランスよく配置されていたという認識があります」

 しかし、英語については問題文や設問に使われた単語の数が前年より200語ほど多い約6300語となり、読む分量が多く苦戦した受験生も多かったのではないかと分析しています。

 河合塾仙台校渡邉貴吉校舎長「限られた時間の中で、長い文章から情報を整理する力が英語では要求されていますので、分量が多かった分、時間配分が思うようにいかなかったという生徒もいたかなと思っています」

 受験生「英語は結構読むのにあくせくしながら読んでいたので、分量は増えたなと思いました。過去問とかを練習しながら共通テストの結果はあまり気にしないで、2次試験に腰を据えて頑張りたいと思います」

 病気やけがなどやむを得ない理由で受験できなかった人は、27日と28日に追試験が行われます。

 国公立大学の2次試験の前期日程は、2月25日から行われます。